月曜日の朝

褒められて人間嫌な気持ちになる人間はいない

人生で残念ながらそんなに“承認”されてきたことがないゆえ尚更そう感じてしまう

我が娘と同い年で、小学校低学年の頃からライバル、仲間として切磋琢磨してきたKちゃんのお父さんが亡くなった

こんな自分を“承認”してくれて、褒めてくれた数少ない人だ

卓球長くやってきて、お世話になった人をもう何人見送ったのだろう

クラブに所属するきっかけを作ってくれた方…

練習場所を使わせてくれた方…

指導方法や経験をお伝えしてくれた方…

結果を出せば認めてもらえる

などと思ってやってみたところで1人じゃ何にも出来なかったのだ

ただただ寂しい

“子供達が頑張りました”

そう言いたいだけなのに

報告する人がまた1人いなくなってしまった

ちょうど一年ほど前の全日本カデットの時に、Kちゃんの弟のTくんのベンチに入らせてもらった時の事が強烈に印象に残っている

元々が結構な野生児なのだが、大舞台に全く緊張すらないかのような立ち回りで3回勝って4回戦まで進んだ事には驚いた

“自分なんかで良ければ、気休め程度にしかならんけど”という程度の気持ちで引き受けたアドバイザーだったが…

私が勝手に感じたようなだけかもしれないが普段は自由奔放に振舞っているように見えた彼が背負っているように見えたのは父の姿だった気がする

もうあの時いつか“この時”が来る事を悟り

命には限りがあるという事実、そしてその哀しみを理解しようとしながら戦っているかのようだった

こんな質問した覚えがある

“全国大会なのに、いつも通りのプレーが出来てすごいな、全然緊張してないの?”

彼は一言、“はい”とだけしか答えなかった

彼は父から学び

私は彼から学んだ

変な言い方だが自分には子供達にそれを教える事は出来ない…今は

いつか昔話をKちゃんのお父さんと出来たら良いなと思う

天国と地獄の仕切りを隔てた向こう側同士ではあるが

(もちろん地獄はこちら側)

朝、目が覚め、また今日を生きる

明けない夜は無いが、朝を迎えられる事は必然ではないのだ

Kちゃんのお父さん、ゆっくり休んでください…

本当によく頑張ったと思います

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