昔、小学生の頃、こんな表現が正しいのかわからないが心霊写真が流行っていた
自分と近い世代の人なら間違いなく“恐怖の心霊写真集”とか見たことがあるのでは…
見ようによって人の顔に見える木々の合間、あまりにもはっきり写った顔とか
(今考えると、明らかにヤラセというか、インチキだろうとわかるものもあった…)
その当時は世間知らずな小学生の自分にとっては衝撃的なものに見えたのだった
世の中を多少知った年齢となった今では流行のサイクルとしてのオカルト、心霊ブームみたいなものがあるのだと認識している…
コックリさんや、口裂け女、不幸の手紙とか
洋服や髪型の流行がサイクルとして回っているのと同じである
自分は今となってはそういう霊とかそういう類のものはほぼ信じていないつもりである
だが世の中には人智において説明できないような事も実際起こっているのも事実…
いつの練習の時だったか、忘れてしまったが、9時前後だったのは覚えている
突然体育館のスピーカーからチャイムの音が流れたのだ
“キンコンカンコン…”
そしてその後2分くらい後だっただろうかすぐまた二度目のチャイムが鳴ったのだった
みんな少し固まった
自分はその時、あー、学校のチャイムが誤作動したのだな…くらいにしか思わなかったのだが
しかし、今となっては学校生活においてチャイムが全く使われていないと後で聞いた時に少し変な気分になったのだった(自分達の時代では普通の事だったのでその時は何の疑問も持たなかった)
その後、職員室に用事があって寄った時に学校の先生にその話をしたら
“僕らも夜に仕事してるとたまに鳴ることがあるんだよね…
でもねチャイムは残ってはいるんだけど、そもそも配線がつながってないんだよ…”
以上全て作り話
ではなくて実話です(笑)